雑学王のブログ

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七夕 雑学

■織姫と彦星は「恋人」ではなく「夫婦」

 

こと座の1等星ベガは、中国・日本の七夕伝説では織姫星(織女星)として知られている。織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座のアルタイルである。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離したが、年に1度、7月7日だけ天帝は会うことをゆるし、天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれ会うことができた。

 

 

■織姫と彦星は超遠距離別居

 

私たちからベガまでの距離は25光年、アルタイルまでは16光年です(1光年とは光が1年かかって届く距離のことで、約9兆5千億km)。そして、二つの星の間のじっさいの距離は16光年になります。すなわち、宇宙でいちばん速い光(秒速30万km)でさえも16年もかかる距離ですから、一晩のうちに二つの星が近づいて会うわけにはいきません。